猫同士の不仲

1. 生活必需品は “猫の数+1” が基本

トイレ

  • 理想は「猫の数+1個」

  • 横並びではなく、別の部屋・離れた場所 に分散して設置

食事・お水

  • ご飯は お互いが見えない場所

  • 水飲み場は家の中に複数カ所

 

2.「逃げ道」と「隠れ家」をつくる

高い場所

  • キャットタワーや家具の上など、見下ろせる場所を用意

  • 追い詰められないよう、登り降りのルートが2つ以上 あると安心

隠れ家

  • ドーム型ベッド、段ボール箱などを静かな場所に

  • 隠れている時は無理に構わず、そっとしておく

 

3.ケンカが激しい場合は、一旦「別の部屋」に

以下のような場合は、完全に隔離 して生活させてください。

  • 流血するほどのケンカ

  • 片方がトイレに行けない

  • 常に怯えて生活している

焦って仲良くさせようとするのは逆効果です。 まずはお互いの神経を落ち着かせる時間が必要です。

 

4.改善しない場合はご相談ください

  • フェロモン製剤 のご案内

  • 生活環境のアドバイス

  • 恐怖心や攻撃性が強い場合の お薬による不安軽減

など、状況に合わせたサポートを行っています。

 

5.考え方

多頭飼育のゴールは、 「猫同士がくっついて仲良く寝ること」だけではありません。

「お互いに干渉しすぎず、それぞれがリラックスして過ごせている状態」 これも立派な成功です。

焦らず、猫さんたちのペースに合わせて見守ってあげてください。

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コメント: 4
  • #1

    ちゃたろう (水曜日, 27 5月 2026 20:56)

    我が家の子達も毎日、それぞれで過ごしています。
    時にはくっついて寝ていたり、仲良くお互いに体を舐めあっていたかと思うと
    突然、バトルが始まったり、、、( ゚д゚)
    見ていて、猫は自由でいいなあ〜と思います。
    「我関せず」、「我が道を行く」こんな言葉がぴったりな我が家の猫達です。

  • #2

    小原公成 (水曜日, 27 5月 2026 23:12)

    ちゃたろうさん、コメントありがとうございます。

    実は、この「仲良く舐め合っていたのに突然ケンカになる」というのは、動物行動学の視点から見ても、猫さん特有のとても理にかなった行動です。
    猫同士が舐め合うのは仲良しのサイン(親和行動)なのですが、猫は皮膚がとても敏感なため、気持ちよく舐められているうちに刺激が限界を超えてしまい、突然「しつこい!もうやめて!」と怒り出すことがよくあります。

    また、「我関せず」、「我が道を行く」で過ごせているのは、お家の中が猫さんたちにとって安全で、リラックスできる環境である証拠です。緊張している時は、身を潜めたり警戒して自由には振る舞えません。
    マイペースな猫さんたちとの楽しい日常を、温かく見守ってあげてください。

  • #3

    ちゃたろう (木曜日, 28 5月 2026 12:32)

    長年猫と一緒に暮らしていますが、紹介していただいた動物行動学、動物の心理学(あるのでしょうか?)
    等いろんな側面から観察するのも面白いですね。
    たかが猫、されど猫、猫の世界は奥深いですね(笑)

  • #4

    小原公成 (木曜日, 28 5月 2026 20:30)

    人でいう「心理学」や「精神医学」にあたる分野は、獣医学では「臨床行動学」と呼ばれています。この学問をベースにした「行動診療科」は、動物の仕草や脳内の働きから「不安」や「恐怖」といった感情(心理)を読み解き、問題行動の診断と治療を行う重要な診療科です。