犬の視覚

1. 色覚:2色型(青・黄が中心)

犬は青系と黄系を識別できます。

赤・緑の区別は苦手で、くすんだ黄色〜灰色に見えると考えられています。

人間(3色型)より色の種類は少ないものの、動きの検出能力で補っているのが特徴です。

 

2. 視力:人より低いが、動体視力は優秀

静止した物体の細部を見る能力(視力)は人より劣るとされ、

人の視力1.0に対して、犬は0.2〜0.3程度とされることが多いです。

ただし、動くものを捉える能力は非常に高く、

遠くの動く対象を素早く察知できます。

 

3. 視野:広い(約250度前後)

犬は両目が顔の側面寄りについているため、

人(約180度)より広い約240〜250度の視野を持つとされます。

その代わり、両眼視野(立体視できる範囲)は狭めです。

 

4. 暗所視能力:人より優秀

網膜の杆体細胞が多いため、暗い場所でもよく見えます。

さらに、網膜の後ろにあるタペタム(輝板)が光を反射して感度を上げるため、

夜間の視力は人よりずっと高いです。

夜に犬の目が光るのはこの構造のためです。

 

5. 近くはやや苦手

犬は遠くの動きに強い一方で、

30cm以内の近距離はピントが合いにくいとされます。

そのため、近くの物体は嗅覚や触覚(ヒゲ)で補完しています。

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コメント: 2
  • #1

    ちゃたろう (金曜日, 20 2月 2026 19:58)

    犬の視覚について分かりやすく解説していただいて
    なるほど⁉️と思いました。
    視力は人間よりも優れていると思ったのですが、意外にも近くは見えにくいのですね。そんな所は嗅覚や触覚でカバーしているのですね。
    飼い主さんを識別するのは、顔よりも、匂いや、声から判断するのでしょうか?

  • #2

    小原公成 (金曜日, 20 2月 2026 21:23)

    ちゃたろうさん、コメントありがとうございます。

    犬は、視覚、嗅覚、聴覚を使い、姿・匂い・声などをまとめて感じ取って飼い主さんを見分けています。
    • 匂いは一番の手がかり。「いつもの安心する匂いだ」とすぐ分かります。
    • 声や足音も大切で、聞き慣れたリズムをしっかり覚えています。
    • シルエットや動きでも判断していて、遠くからでも気づくことがあります。
    つまり犬は、いろんな情報を組み合わせて飼主さんを認識しているんですね。