風神雷神図屛風に思う無常

左右対称に描かれながら、完全な対称ではない屏風には、日本人の無常の美意識を感じます。

 

俵屋宗達の風神雷神図屛風は、琳派の最高傑作です。

雷神の円の一部は欠けています。風神の雲はバッサリきられています。

絵に動きを付ける演出とも思われますが、無常の美意識を感じます。

 

この世に永遠はなく、常に移り行くもの、不完全で少し欠けたものがよい、これは、欧米にはない、日本人特有の価値観であると思います。