赤血球

 

1. 貧血があるかどうか

赤血球が減ってしまうと 貧血 になります。

血液検査では、

  • 赤血球の数(RBC)

  • 酸素を運ぶヘモグロビンの量(Hb)

  • 血液の中で赤血球が占める割合(Ht / PCV)

この3つを見て、まず貧血の有無を判断します。

数値が低ければ 貧血、 逆に高すぎると 脱水 が疑われます。

 

2. 赤血球の“性質”を見ると、貧血のタイプがわかります

貧血が見つかったときは、 「どうして貧血になっているのか」を探すために、赤血球の性質もチェックします。

  • MCV(赤血球の大きさ) → 大きい赤血球が多いと、体が急いで赤血球を作っているサイン → 小さい赤血球が多いと、鉄不足などが考えられます

  • MCHC(赤血球の濃さ) → ヘモグロビンが少なく“薄い”赤血球だと、鉄不足の可能性 → 再生性貧血でも少し薄くなることがあります

数字だけでなく、赤血球の「性格」も見ることで、原因のヒントが得られます。

 

3. 網赤血球(若い赤血球)を確認

貧血のときにとても大切なのが 網赤血球(Ret) という項目です。

これは、骨髄で作られたばかりの“若い赤血球”。 体が「赤血球が足りないから急いで作らなきゃ!」と頑張っていると、この若い赤血球が増えてきます。

  • 増えている → 体が自力で回復しようとしている(再生性貧血)

  • 増えていない → 腎臓や骨髄の病気など、別の原因を探す必要がある

貧血の「背景」を知るための大切な手がかりです。

 

4.顕微鏡で直接チェックします

血液検査は、数字を見るだけではありません。 血液をガラス板に薄く伸ばし染色し、顕微鏡で直接観察する 血液塗抹検査 もとても重要です。

血液塗抹検査では、

  • 赤血球の形のゆがみ

  • 白血球の種類や変化

  • 血小板の見え方

  • 寄生虫の有無

など、機械ではわからない細かい変化を確認できます。