細胞診について

1. 細胞診とは

細胞診は、シコリや腫れの中から細胞を少量採取し、顕微鏡で観察する検査です。

動物への負担が少なく、短時間で結果がわかることが多いのが特徴です。

 

2. どんなときに行う検査

• シコリ・できものを見つけたとき

• 皮膚の赤み・膿・シコリがあるとき

• 胸水・腹水など体液がたまっているとき

• 腫瘍、感染、炎症が疑われるとき

 

3. 検査の方法

細針吸引(FNA)の場合

• 細い針(採血と同じくらい)を使用

• しこりに針を刺して細胞を採取

• 採取した細胞をスライドガラスに塗り、染色して顕微鏡で観察

• 多くの場合、麻酔は不要

• 動物が動いて危険な場合や深い場所の検査では、鎮静や麻酔を使用

 

4. この検査でわかること

・腫瘍の種類の推定、良性か悪性かの推定

・細菌・真菌・寄生虫の有無

・細菌感染、アレルギー、異物反応など

・血腫・膿瘍・嚢胞などの性質

※腫瘍の種類によっては、細胞診だけで確定診断できない場合がある

 

5. 検査のメリット

• 動物への負担が少ない

• 麻酔が不要なことが多い

• その日のうちに結果がわかることがある

• 治療方針を早く決められる

 

6. 検査の限界

• 採取できる細胞が少ないと診断が難しいことがある

• 一部の腫瘍では細胞が採れにくく、結果が出にくいことがある

• 最終的な確定診断には、組織検査(病理検査)が必要になる場合がある

 

7. 結果が出るまでの時間

• 院内で評価 は、15分〜1時間程度

• 専門医に外注 した場合は、数日〜1週間程度

 

8. 検査後の注意点

• 針を刺した部分が赤くなることがありますが、通常は数時間で落ち着きます

• まれに内出血で小さな青あざができることがあります

※シコリが急に大きくなったり、痛がる場合はご連絡ください