これからの「正義」の話をしよう

哲学とは問題を提起し、その解決を示すことです。

本書では、考え方を紹介しますが、答えは教えません。

有名な路面電車の問題、5人を犠牲にするか、

1人を犠牲にしてその5人を助けるか、

これは、功利主義とカントの義務論の紹介です。

 

この問題には答えがありませんので、私の感想です。

路面電車の判断は一瞬です。どちらかを選択するよりも、

何もできないのが実情でしょう。

この問題のもう一つ重要なことは、立場は運転士であることです。

判断することから逃げることはできません。