ぬる燗の思い出

大学時代、下宿の後輩と居酒屋のバイトに入っていた時の話です。

メニューには無い「日本酒のぬる燗」を注文する気難しい客がいました。

 

徳利を機械にセットすると熱燗の出来上がりです。しかし、ぬる燗の設定はありません。

「ぬる燗はありません」と言えば、その客は激怒します。

困ったと後輩に相談しました。

その後輩は、セットした徳利の半分の所に指をあて、熱を感じたら徳利を外す、それから冷酒を徳利に注ぐ、ぬる燗の出来上がりです。

後輩ですが、仕事ができ頼りになりました。

「忙しい時には何かトラブルはあるもの」と対処します。

ついでに下宿の共同風呂の掃除も毎日してくれました。

 

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コメント: 2
  • #1

    ちゃたろう (土曜日, 20 2月 2021 19:23)

    寒い時は日本酒の熱燗が良いですが
    今日のように暖かいと「ぬる燗」もいいかもですね。
    十人十色と言いますが、人それぞれですね。

  • #2

    小原公成 (土曜日, 20 2月 2021 20:48)

    ちゃたろうさん、コメントありがとうございます。
    学生時代は、冷酒を一升飲むという愚行を繰り返していました。
    今は風呂上がりの炭酸水が楽しみです。
    酒はほどほどが良いですね。