太陽はひとりぼっち

児童虐待、社会問題になっているテーマを扱っております。テーマは重たいのですが、制服姿の作者の写真を見ると中和されます。読んでいるのが辛いところで止めてくれる、絶妙な匙加減です。そして、救いを残してくれたことに読者も救われます。

気になっていた同級生、三上君は生きがいを見出し元気に暮らしています。三上君の家族が、その生きがいを自分たちの価値観に押し込めようとしているのは、滑稽でした。

最後にサラリと伏線を回収したことを示し、今回の伏線も回収することを暗示しているようでした。